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思うこといろいろマンガ編 その1


 私が子供の頃読んだマンガや最近読み直した作品。たまに最近読んだ作品についてあれこれ。マンガがアニメ化されていた場合、それについても少し。(平成19年4月に 地球へ・・・ がTVアニメ化され、書きたいことが増えたので 地球へ・・・ のみHPを分けました。)



キャンディ・キャンディ いがらしゆみこ+水木杏子


ヒューリィーはどこへ
 パティが規則を破ってまで、飼っていた亀のヒューリィー。キャンディがアルバートさんに預かってもらったが、パティ本人には「いい人に預けた」とだけだから、誰が預かっているかまでは知らないはず、そして、キャンディはテリィを追って、学校をやめ、アメリカに行ってしまったから、行先を知らないままになっているはず。そしてアルバートさんが記憶をなくして、再会した時、スカンクのプッペは一緒だが、ヒューリィーはいなかった。さてどこに行ったんだ?まさかアルバートさんは、動物園(キャンディが預けた時の勤務先)に置いていったのか?おいおい責任もって預かったはずなのに、無責任だろう。


他の漫画家にもう一度漫画化してもらいたい
 昔同僚に「子どもにキャンディ・キャンディを読ませたくて、本屋で探したけれど、見つからなかった。」と言われたことがあります。原作者と漫画家がもめて、裁判沙汰となり、増刷ができなくなっていることを伝えたら、びっくりしていました。そこまで漫画を読まないけれど、あの作品は好きというのが残っていたりすると、「子どもに読ませたくてもう一度買おう。」というのが結構あります。私の子も、よその家で「北斗の拳」(この友人の父の蔵書)を全巻読んではまりましたし、ためしにキャンディ・キャンディを読ませたら、面白がって全巻(図書館の蔵書)読みました。夫も「妹が好きでついでに読んだら、おもしろくてはまった。」と言っています。
 けれど、本がなくては、次の世代はよめません。
 裁判で、水木さんの原作であることは認められ、今後漫画化するのも自由とお墨付きをもらったのですから、他の漫画家に作品を作ってほしいなと思っています。いがらしさんの漫画化に関しては、水木さんの納得のいかない部分(原作を改変された)があるという話もありますし、今度はしっかり納得のいく作品にしてもらったらと思っているのです。
 やはり多くの少女をはまらせた作品ですので、このまま消えてしまうのは余りに残念です。


呼び方や設定が変!
 親族関係に関する会話を抜き出していくと、
1.ステアと初めて会うシーンで「悲しむべきことにイライザはわが親戚(連載&初期のコミックはいとことなっていて、複数版を重ねるうちに変更)」
2.エルロイ大おば様が「私と私のかわいい3人の孫」と話を始める
3.ラガン夫人が「エルロイ大おば様は・・・」
4.アンソニーが亡くなった時、ブラウン氏がでてきて、ステアたちが「おじさん」と呼んでいる。
5.キャンディがイギリス留学の時に、スチュアートが学院長に、キャンディとステア&アーチーがいとこどうしであることを伝えている。
6.アーチーがエルロイ大おば様をアードレー家の人と言っている。
7.アルバートさんが、自分がウィリアム大おじ様本人であることを暴露し、アンソニーの母(ローズマリー)が自分の姉であるという。
8.当主が若すぎるのがばれるのを恐れて、ごまかし続けていたとウィリアム本人が説明。

 キャンディはウィリアム・アルバート・アードレー(キャンディは養女になってもウィリアム大おじ様と呼んでいるが、本当なら「お父様」と呼ぶべきだろう)の養女だから、ここで父娘となるが、いとこにあたるとされるステア&アーチーとは苗字が違うから、彼らの母達がウィリアムの姉ととるのが普通。父がウィリアムの兄弟としてしまうと、ステア&アーチーの父のほうが年上だし、長子を差し置いて年下の息子を当主に据えたことになり、なんでそんなことをしたのかという話も出てくるので、ありえない。
 エルロイ大おば様が呼び方通り大おばなら、祖父母の姉か妹となり、アードレー家の人ということだから、かりに、キャンディ(やアーチーとステア)側からみた親族関係で、大おば様としたのなら、ウィリアム・A・アードレーの亡父(亡くなったから当主となったのだろうから)の未婚(結婚すれば、苗字が変わるから)の姉か妹。もしくは、義姉、義妹だから、ウィリアムにとっては、おばとなるのだが、彼からも「大おば様」と呼ばれている。
 ただ、エルロイ大おば様は、アンソニー達を孫と言っているので、未婚ではなく、既婚でいいだろう。
 また、ラガン夫人は、子供たちがいても、いなくても常に「大おば様」と呼んでいる。ラガン夫人がエルロイ大おば様と呼ぶくらいだから、娘ということはなさそうである。ステア&アーチーともいとこという記載も消したし。
 つまり、この話の中では、呼び方が、本来の親族関係とあっていないのである。
 そのうえ、アンソニー、ステア、アーチーからみて、ウィリアム大おじ様は叔父さんだが、この3人はウィリアムとの親族関係をはっきり把握していない。アンソニーに至っては、母と一緒にウィリアムが一緒にいたのを見ているとされる記載がありながら、それが誰だかわからないとまで言っている。
 ウィリアム大おじ様の正体を隠すためにしても、無理がある。
 1〜6を満たすとすれば、エルロイ大おば様はウィリアム、ローズマリー(アンソニーの母)、ステア&アーチーの母、この3人の母であり、ウィリアムの亡父である前当主の妻、そのため、当主代行をしていた。イライザ&ニールに関しては直系ではないとするくらいしか、つじつまを合わせる親族関係にはならない


キャンディには共感できない
 大人になってから,図書館で借りて全部通して読んでみましたが,私自身キャンディにはちょっと共感できないなと思いました。たとえば,イライザにパーティに連れて行ってもらう部分で,いつもの服のままで,行ってしまうところです。ラガン兄妹の意地悪な「連れて行く」ですが,そもそも二人は「あの服では行けないだろう。」と思っての発言ですし,まさか行くと返事するとは思っていなかったわけで,あきれていましたが,私もその立場にいたとしたら,恥ずかしくて行けないです。
 また,テリィのお芝居を見たくて,夜勤をすっぽかした後,帰ってみたら,皆がずっと起きて待っていたのを見て,謝罪より先に言い訳がでてしまったところで,こりゃ嫌われるなと思いました。
 作品には書かれていませんが,他の看護婦は「いつ帰ってくるのだろう?ちょっと抜けただけなのだろうか?」とか,いろいろ気をもみながら待っていたはずです。
 全員で待っていたところから,すぐ帰ってくると,信じていた可能性も高いです。多少の時間なら,ちょっと眠るのが遅くなっただけ(それでもきつい勤務の仕事ですからつらいですが)ですみますが,皆徹夜になってしまったのです。
 自分のせいで,皆に迷惑がかかってしまったということを,あまりに軽く考えています。その後嫌味を言われて「何を言われても我慢しよう。」と内心考えてはいますが,ここでも自分が悪かったのだからという考えは出てこないので,ちょっとご遠慮したい方になります。


私がキャンディ・キャンディにはまれなかった理由
 私が小学生のとき、TVアニメ化されたせいか、同級生の間ではキャンディ・キャンディは大きな話題となった。ただ当時の私は、皆が騒ぐほど、興味も無かったし、周りと話をあわせるために無理に読んでいたため、めんどくさくなり、キャンディが退学になりそうになったところで 力尽き(?)そこから読んでいない。何故興味をもてなかったか、竹宮惠子の一言で気がついた。「マンガはリアリティが必要」そう、私はイライザやその他大勢の良家の子女たちが一部(パティやアンソニーなど)を除いて、キャンディをいびりまくる設定にうそっぽさを感じていたので、 はまれなかっただけ。それと、私自身、キャンディだけがもてまくるというのも(少女マンガにはありがちだけれど)変に思っていた。ここに出てくる少年たちは皆同じ趣味?と。昔から「あんみつのはまるマンガってちょっと変わっているよね。」と言われたが、うーん。小学生の頃 から浮いていたのね。私。



ガラスの仮面 美内 すずえ


和菓子(あんこもの)の好きな登場人物
 ヘレン・ケラーの練習中、マヤも亜弓も相手の演技を見ないために、大福を食べていた。そして舞台の時は、たい焼きを食べながら、劇場に張り付いていた。何個のたい焼きを買ったかはわからないが、袋の大きさから、10個くらいは買っていそうだ。また、速水真澄の子供の頃の回想シーンで、たい焼きやの話もでてくる。作者が好きなのかもしれないが、主要登場人物は、あんこものが好きなようだ。マヤと亜弓は二人でパフェを食べるシーンがあるが、マヤが「生クリーム大盛り」と注文を出しているから、マヤの方は、相当な甘党ですね。限度を気にせず、ココアの飲みすぎで気分が悪くなったこともあるし(麗のおごりだからと、大盛り注文もしていた)。


速水真澄の薄い友情
 速水真澄の長年の親友 神恭一郎(和田慎二 スケバン刑事の登場人物の一人)、彼は亡くなったのだが、速水真澄が墓参りに行っている様子はない。北島マヤの母北島春の墓参りは行っているのだが、親友が亡くなっても、スルー?薄い友情だな〜。友情より恋愛か?まあ二人の漫画家のお遊び設定だから、忘れられているんだろうな。


速水真澄の誠意
 速水真澄は「誠意をもって」紫織さんに、婚約破棄をする旨を伝えようとして、彼女はショックで、自殺未遂を起こす。しかし、そもそも、見合い後、延々とデートを重ね、鷹宮家からの返事が来ていながら、返答せず、中途半端な状態に不安になった紫織さんが、返答を催促したのにも、きちんと答えず、その後病気見舞いに行った時、「君はどういうつもりで紫織とつきあっているのか?」と言われ、結婚の承諾となったが、ここまでが不誠実な態度と言われても仕方のないのに、どこが誠意だと思うのだが。見合いは親から強制されて仕方なくなのだとしても、紫織さんのお見舞いの時に、頭を下げて、「結婚できない。」と伝えていれば、こじれる話ではなく、義父からの勘当(養子の縁を切られる)くらいで済んだかもしれない。
 単純に、マヤをとって、自分の立場をすてることができなかっただけの話。お見合い後、きちんと断ることができなかったこと自体が、不誠実なのに、何を言っているんだか。


デートだよってそれでいいの?
 紅天女の稽古中、マヤと桜小路君は何度かデートしている。富士急ハイランド(とは記載がないが、書き方から)、ミュージカル&イタリアン(それも速水真澄がデートにつかっているから、かなり高い店と推測できる)。しかし、いくら婚約していないといっても、桜小路君には周りや家族公認の彼女がいる。それなのに、マヤの友人である麗もミュージカルの時は「デートだよ。おしゃれしていきな。」とまで言っている。
 いくらなんでも、マヤもマヤの友人である麗も、配慮に欠けてないか?それでいいと思っているとしたら、ちょっとご遠慮したい人たちだ。


なくなる前に行っておけばよかった
 ガラスの仮面で 亜弓がばあやのために亜砂路(お店の絵はこちら,せりふは亜砂呂とちぐはぐになっている)のチーズケーキを買って帰ると電話で話していますが,実は実在していたお店なのです。私自身は1度もいったことがないのですが,当時 「エコの食べちゃおう!おいしいケーキ屋さん」という本に九段下もしくは原宿に亜砂呂というケーキ屋があると掲載されています。しかし現在検索をかけてみても,このケーキ屋のことは出てこないので.たぶん閉店しているのでしょう。
 このお店のオーナーがどこにいらっしゃるかわからないけれど,ケーキの作り方をぜひ教えてもらいたい!アレキサンダーという名のチーズケーキを売っていたそうです。


マヤって結構薄情?
 まず、劇団月影がつぶれ、引っ越しをした時、芸能界入りしたとき、桜小路くんに転居先を連絡していない。これが私にはすごーく不思議。「あの二人つきあっていたんじゃなかったっけ?」というのも、マヤはお金を持ってないから当然デート代は桜小路くんもちとなるはず、 やはり彼でもない単なる友達となれば毎回お金を出させるのは、気が引けるだろうと思うから。(舞台のチケットなんて結構高いし)杉子さんは意地悪だった(ガラスのパタリロ仮面ではそう書いてある)と言う人もいるようだけれど、マヤのお母さんが行方不明になったとき、 彼女はマヤの居所を探して連絡している。これはなかなかできることじゃない。数年会っていなくて、共通の友人のいない昔の知り合いを探すのは、難しい。通常だったら、「連絡したいけど、どこにいるのかわからない。」とあきらめられているところ。本人は薄情だけど、 周りに助けられて得してるなマヤは。


貧乏なはずなのに
 マヤは貧乏という設定だが、最初の中学でも「授業料払うように。」劇団月影でも「先生に授業料その他いろいろ払ってもらって。」とあるように、義務教育の中学校で授業料の支払いの話が出てくる。本当に貧乏なら、私立中学にはいかないのではないだろうか?


あの猫はどこへ
 マヤが、若草物語の役作りのために、子猫をもらい、飼う許可をもらうときに、責任をもって飼うと宣言した猫だが、その後全く出てこない。劇団月影がつぶれ、引っ越した時も、猫を移動するなどのシーンはないし、アパート暮らしや、芸能界にデビューした後のマンション暮らしでも、猫は影も形もない。さてどこにいっんだろう?


月影先生、本当なら病院行の大やけどのはずでは
 マヤが、家出して劇団月影にいるのを見つけ、連れ帰ろうとしたマヤの母は、月影千草に、熱湯をぶっかけるシーンがあるが、この後、氷で冷やすなのどシーンはなく、そのまま普通にしている。熱湯はもろに頭から全身にかぶっているのに。こんなことが実際に起こったら、ただでは済まない。



それいけ!アンパンマン やなせ たかし


アンパンマンの歯
 みつまめがアンパンマンが大好きなせいで、同僚が「子供が小さいときのアンパンマングッズ」をくれた。その中にはんかちがあり、「アンパンマンは食べ物です・だから歯がありません。」とあった。その後その話をアンパンマン関係HPの掲示板に書いたら、 「アンパンマンは歯磨きマンと歯を磨くシーンで何度も歯磨きしている。」と指摘された。じゃあ、歯がないアンパンマンが磨いてるものはいったい何!?